人材育成
社会の国際化、情報化等に伴い、国民ニーズが多様化する中、適切な国土管理、円滑な社会資本の整備及び利活用を進めることが重要となっています。
このため、河川、道路、環境、防災、構造物維持管理、景観デザイン等をテーマとして、九州地区の大学、工業高等専門学校、団体等を対象とした実践的な人材育成や教育の取り組みを募集しており、令和4年度は、以下の3大学に助成を行いました。
令和4年度 人材育成決定者一覧表
番号 | 大学・法人名 | 人材育成課題名 | 実施期間 |
---|---|---|---|
1 | 九州大学大学院 工学研究院 | インフラ老朽化を克服するためのデジタル技術利用の実践 |
令和4年4月11日~ |
2 |
長崎大学大学院 工学研究科 |
新規建設業入職者を対象として道守補助員コースの開催 | 令和4年5月1日~ 令和7年3月31日 |
3 | 熊本大学 熊本創生推進機構 |
熊本の水文化を世界に伝えるプロジェクト | 令和4年5月1日~ 令和7年3月31日 |
令和4年度 人材育成助成の実施状況
九州大学大学院 工学研究院
インフラ老朽化を克服するためのデジタル技術利用の実践
道路インフラを効率的に建設・管理していく上で生じる技術的な課題について、将来を担う土木技術者の育成を目的として、九州大学等の大学院生を対象とした講義や実習を行いました。
課題解決ワークショップのテーマとして、DXを活用した高速道路および関連施設の整備・維持管理のための方針、具体的施策について約4ヶ月の調査・検討を行い、最終発表会を実施しました。


長崎大学大学院 工学研究科 インフラ長寿命化センター
新規建設業入職者を対象として道守補助員コースの開催
建設業就職3年以内の若手技術者を対象として、11月17日、道路維持管理入門コースの道守補助員養成講座を開催しました。
産官17人が受講し、長崎県や長崎大学の専門家による道路の現状、橋梁・トンネル・舗装・道路斜面等の変状の説明後、経験豊富な道守認定者による橋梁の現場点検実習を実施しました。


熊本大学 熊本創生推進機構
熊本の水文化を世界に伝えるプロジェクト
ユース水フォーラムくまもとでは、熊本の高校生たちが熊本の水文化を世界に発信するための現場学習会「Re:WATER」を開催しました。
8月27日の第1回目は、益城町の秋津川河川公園内の”熊大ましきラボ”において、「お茶を楽しむ/水から町を守る」をテーマに、お茶の飲み比べ体験や水辺の学習を行い、水を体感し楽しく学ぶ場となりました。

