災害復旧技術講習会(協会主催)
概要
近年、激甚な自然災害が頻発するなか、被災市町村では、災害査定などの普段体験しない対応と膨大な実務が限られた職員に求められています。
こうした状況下、九州地域づくり協会では、平成29年九州北部豪雨災害により被災した福岡県の朝倉市や東峰村に対して、災害復旧技術専門家と連携を取りながら、4年間をかけて災害復旧の支援活動を行って参りました。
この実績をもとに、当協会では、九州7県における市町村職員や技術者を対象とした災害復旧事業を基礎から学ぶ機会を企画し、市町村職員等の災害対応能力の向上に努めています。
当講習会は、令和4年6月17日及び令和5年1月27日の年度内2回、会場参加とWeb聴講を併用して開催しました。
内容
第1回目:令和4年6月17日
①災害復旧事業のあらまし、②災害復旧事業制度、③失格・欠格事例などの基礎知識、④最新情報となる災害査定でのDXの取り組み、⑤被災市町村への支援事例について、5名の講師より、災害査定等に関連する有意義なご講義をいただきました。
第2回目:令和5年1月27日
①改良復旧事業や災害査定採択のポイント、②査定事例や留意事項、③TEC-FORCEやDXの最新情報、④具体的な被災市町村への支援事例について、4名の講師より、前回より更に実践に役立つ講義内容によるご講義をいただきました。
成果
当講習会受講後の受講者アンケートの結果からは、今後の継続的な開催要請、遠隔地でも効率的な技術取得が可能となるWeb聴講への感謝、今後の更なる技術習得への要望などの数多くの好評価なご意見が寄せられるとともに、講習内容等への改善要望などもあり、今後の継続開催に励みとなる大変有意義な成果となりました。