令和3年度 公益事業

笑顔をつなぐ地域づくり

一般社団法人九州地域づくり協会(前身は社団法人九州建設弘済会)は、昭和40年の設立以来57年にわたり、河川や道路を舞台とした九州各地のボランティア活動などの地域活性化支援や社会資本整備に関わる広報活動などに幅広く取り組んで参りました。

 その中にあって、社会資本整備に対する国民のニーズが多様化する状況を踏まえ、平成15年からは、若手研究者の育成等を兼ねた研究等助成事業、また平成17年度からは、当協会の創立40周年を記念して土木遺産発掘調査に取り組むなど、多様なニーズに応じて事業内容を充実させ今日に至っています。

 さらに近年では、平成28年4月熊本地震、平成29年7月九州北部豪雨、令和2年7月豪雨、令和3年8月の大雨などの九州地方における大災害に対し、被災自治体や災害ボランティアへの支援等へも積極的に取り組んでいます。

 平成25年4月の一般社団法人移行にあたり、内閣府へ「公益目的支出計画」を移行認可申請書の一つとして提出し、内閣総理大臣より公益目的財産額の確定通知を受け、「公益目的支出計画」が確定しています。

 この「公益目的支出計画」では、平成24年度までに実施してきた公益事業(収益を伴わない事業)をあらためて公益目的事業として位置付けし、社会貢献を続けています。

 本報告書では、令和3年度に実施した公益目的事業について、九州各地の地域づくりや環境美化等の活動に活躍されている方々をご紹介しています。

 笑顔をつなぐ九州の地域づくりの参考となれば幸いです。

令和4年4月