令和5年度事業報告
会議開催
Ⅰ 定時総会
令和5年6月20日(火)令和5年度定時総会を福岡市博多区博多駅中央街5-14福さ屋ビル5F TKPガーデンシティ博多新幹線口 プレミアムホールにおいて開催し、会員数521名のうち、429名(出席者109名、委任状320名)により令和4年度事業報告、決算報告、監査報告、役員の改選及び選任について審議の上、承認された。
また、令和5年度事業計画、収支予算等について報告した。
Ⅱ 理事会
令和5年度は、理事会を4回開催し、会の運営に関する諸事項について審議のうえ議決した。
第1回理事会 令和5年5月24日(水)
承認事項
- 新入会員について
- 令和4年度決算報告について
- 令和5年度事業計画及び予算について
- 役員の改選及び選任について
- 名誉会員の推薦について
報告事項
- 職務執行状況報告
第2回理事会 令和5年6月20日(火)
承認事項
- 代表理事の選定について
第3回理事会 令和5年12月4日(月)
承認事項
- 新入会員について
- 佐賀支所及び鹿児島支所建物の譲渡について
報告事項
- 職務執行状況報告
- 令和5年度事業執行状況について
第4回理事会 令和6年3月28日(火)
承認事項
- 令和6年度予算(案)について
- 令和6年度事業計画概要について
- 令和6年度定時総会の日時及び附議する事項等について
- 役員賠償責任保険の加入(更新)について
報告事項
- 令和5年度決算見込みについて
- 令和5年度事業実施状況について
実施した主な事業
Ⅰ 公益目的支出計画に基づく実施事業
公益目的支出計画に基づく実施事業として、継続となる広報活動、調査研究、地域活性化等支援及び防災活動等支援について、時代のすう勢を意識しながら下記事業ごとに取り組みを行った。
1.社会資本整備に関する広報活動事業
(1)広報活動等事業
- 「国土交通Day」、「川の日」、「土木の日」等の広報活動を支援した。
(2)講習会等事業
- 令和6年2月21日、「自立できる地域づくり~地域の魅力を発見・発信そしてつなぐ~」を主テーマとした「第10回地域づくり政策セミナー」を会場とWeb聴講による併用で開催した。
- 令和5年12月16日、河川管理に関わる技術者の技術力向上を目的とした「九州の河川維持管理技術に関する講習会(南部)」を会場開催した。
(3)九州建設資料館運営事業
- 本部図書室「KMAプラザ」では蔵書紹介に加え、令和6年3月12日、名誉会員樗木武氏の「都市計画学」発刊(令和5年12月13日)を記念した第1回講演会を開催し、当プラザの更なる利活用推進に努めた。
2.建設事業の推進及び普及のための調査研究事業
(1)調査研究事業
- 「土木遺産な旅のススメ」(6月初版)の好評を受け、9月に増刊を行うとともに、掲載内容を参考とした地域活性化の実践モデルとして、大分県竹田地区開催の「みちづくし交流会(10月27日)」において、地域が主役となって創る風土・文化と資産を案内する「旅ノート」3コース作成への支援を行った。
- 近年の激甚災害を踏まえた地域防災力強化を目的として、次世代に伝承する災害伝承冊子の充実を図るとともに、災害履歴情報データベースの利活用促進に努めた。
(2)研究等助成事業
- 土木技術に関わるハード及びソフトの調査研究や次代を担う人材育成を目的として、九州管内を対象として、大学や高専からの調査研究12件(継続1件含む)及び大学や民間研究機関等からの人材育成4件(継続2件含む)について助成した。
また、引き続き令和6年度分の調査研究及び人材育成について、公募の選定による助成の選定を行った。
3.地域活性化等支援事業
- 地域の活性化を目的として、様々な取組により活動する団体等に対して引き続き公募を行い、公益目的支援事業審議委員会において、令和6年度支援団体の承認を得た。
- 昨年度に引き続き、支援団体対象の「公益目的支援事業活動交流発表会」開催やWeb版の交流ひろばを新設するなど、更なる活動の励みやモチベーションの向上に努めた。
4.防災活動等支援事業
- 九州防災エキスパート会の災害時における防災活動、平常時における防災訓練や技術伝承活動へ支援を行った。
- 「令和5年梅雨前線による大雨」に係る福岡、佐賀、大分の被災地において、災害ボランティア活動を行った4団体へ支援を行うとともに、被災自治体となった久留米市、広川町へ災害義援金を贈呈した。
- 昨年度に引き続き、年度内2回、九州7県の市町村職員や災害復旧事業に携わる土木技術者等を対象とした「災害復旧技術講習会」を開催し、更なる災害対応能力の向上に努めた。
Ⅱ その他(収益)事業
収益事業では、河川、道路等の分野において、地域づくりをサポートする業務に引き続き取り組んだ他、協会が実施するにふさわしい事業及び建設事業推進に寄与する事業についても引き続き取り組んだ。
1.土木コンサルタント等業務
- 道路事業監理業務、河川管理施設監理検討業務、河川激特事業監理支援業務及び福岡直下型地震支援活動検討外1件業務を受託、実施した。
2.人材育成・活用等業務
- 現場技術業務等に従事するコンサルタント実務者のスキルアップ支援等を実施した。
3.建設事業推進に寄与する事業
- 建設行政に係る資格試験の運営業務等を実施した。
- 施工管理技士を始めとした各種検定試験関係図書等の販売並びに団体生命保険、自動車損害保険等の各種保険の取扱業務を実施した。
附属明細書
令和5年度における事業報告につき、その内容を補足すべき重要な事項は存在しない。